目とレンズの関係

老視(老眼)

目はぼんやりしているとき、つまり調整機能を使わない時は遠くにピントが合っています(遠点)。近くを見るには目はピントを合わせる為に調整機能をフルに使っています。この調整機能は年と共にだんだんと弱まり、近くが見えにくくなってきます。誰でも15歳をピークに徐々に衰えはじめ40歳を過ぎる頃から近くの物が見えにくくなるのを自覚しはじめます。

40歳からの注意信号
  • 遠くは見えるが近くが見えにくい。
  • 遠くは見えるが近くが見えにくい。
  • 細かい文字は見えるが、なんとなく見る(読む)のがおっくうだ。
  • 細かい文字は見えるが、なんとなく見る(読む)のがおっくうだ。
  • 目がショボショボする。
  • 読書など手元を見ていて、遠くに視線を移すと、はっきり見えるまでに時間がかかる。

こんな注意信号が出たら眼科に行って検査を受け、躊躇せずに老眼鏡をかけて、目をいたわって下さい。掛けずに無理をして見えないものを見ようとすれば、どうしても目は疲れてしまいます。眼科検診は老視以外にも目の成人病発見につながりますから重要です。

老視の矯正

老視は目の凸レンズの働きが低下している、つまり水晶体を厚くする働きが弱くなっています。ですから基本的には凸レンズを使います。(水晶体の働き等、詳しくは「目の構造と目の働き」をご覧ください)

【近視の人が老視になった場合】

近視はもともと凸レンズの作用が強すぎる為凹レンズを使って矯正しているのです。
例えば仮に近視だった人が、マイナス3という度合いの凹レンズを使用していた場合、老視で近くを見る機能を補う為にプラス1という凸レンズが必要になったとしたら、マイナス3+プラス1=マイナス2の凹レンズで矯正する事になります。

【遠視の人の場合】

凸レンズで矯正しているわけですから、遠視のプラス2の凸レンズを使用していた人が老視で近くを見る機能を補う為に、プラス1という凸レンズが必要になったとしたら、プラス2+プラス1でプラス3の凸レンズで矯正する事になります。

このように老視の目の矯正には、その人が遠視か近視か等によって、凸レンズと凹レンズの両方が使い分けられるのです。

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